どちらで借りるべき? 消費者金融と銀行カードローンの違いとは
お金を借入れる際に、消費者金融で借りるべきか、銀行のカードローンで借りるべきかで迷ったことがあるという方はいませんか? どちらも貸付をしていることに変わりはありませんが、適用される法律が異なり、利用限度額、金利にも違いがあります。
ここでは、消費者金融と銀行のカードローンの違いについて紹介します。
一番の違いは、「総量規制」の対象になるか否か
お金を借りるというサービスは両方とも同じですが、消費者金融と銀行とでは適用される法律が異なります。
もっとも大きく影響するのは「総量規制」という法律です。これは過剰付与を防ぐために2010年の賃金業法改正によって定められたもので、賃金業者は年収の3分の1以上の貸付はできないように規制されます。そのため、年収300万円の人の場合は100万円までしか借入れることができません。この法律が適用される「賃金業者」には、消費者金融、クレジットカードのキャッシング、信販会社のキャッシングが該当します。3分の1という額には他の消費者金融での利用額も合わせた総額で数えられるため、他社での借入がある場合は、利用額はさらに制限されてしまうのです。
しかし、銀行の場合は賃金業法ではなく銀行法が適用されます。そのため、銀行のカードローンには、総量規制は適用されません。銀行が独自に設けた基準で審査が行われるため、返済能力があると判断されれば年収の3分の1以上を借入れることも可能です。そのため、消費者金融での借入があったとしても新規で借入れることもできます。利用額の自由があるのは銀行のカードローンの方だと言えるでしょう。
銀行カードローンは金利が安く、キャッシングには無利息期間がある
返済のことを考えた時にチェックしておきたいのが金利ですが、消費者金融と銀行カードローンとでは、金利も異なります。消費者金融の場合はだいたいが18%前後に設定されているのに対し、銀行カードローンの場合は14%ほどのところがほとんど。3〜4%前後の差を考えると、少しでも金利は抑えておきたいところです。
一方、消費者金融の場合は、無利息の期間を設けているところも見られます。例えばプロミスの場合は、初回利用でEメールアドレス登録、Web明細の利用を選べば30日間無利息でサービスが受けられます。他にも、大手ではほとんどのところが30日間無利息を行なっています。短期間で返済ができる場合は銀行カードローンよりも返済額を抑えることができるため、ご自身の返済計画と照らし合わせてみると良いでしょう。
即日融資を希望するならキャッシングがおすすめ
申込がスムーズで審査が早いのはキャッシングです。キャッシングの場合、店舗窓口の他、自動契約機や電話、インターネットで24時間申込むこともできます。場所や時間を問わずに行うことができ、最短30分ほどで審査の結果を知らせてもらえます。昼頃までに申込を完了させておけば、審査に通過した場合は即日融資も受けられます。
銀行の場合は、指定の口座を持っていれば即日融資を受けられるところもありますが、口座の開設が必要になると1週間ほどかかってしまうケースも少なくありません。また、口座の開設が不要であったり、審査時間が短くなったりしたところも増えましたが、早さで比較すると、やはり消費者金融の方に軍配が上がります。こうした点も加味した上で、ご自身の都合や利用額に応じて借入先を選びましょう。
まとめ
・消費者金融の利用額は年収の3分の1だが、銀行カードローンはその制限がない
・金利を抑えたいなら銀行カードローン
・消費者金融には無利息期間があるので、短期の借入なら消費者金融の方がお得になることがある
・即日キャッシングを希望するなら、消費者金融の方が確実