プロミスの返済額は毎月いくらになる？返済方式を理解して計画的なご利用を

月々の返済額が多いと返済負担が大きくなり、生活を苦しめることになりますが、少ないと借入額が減らないので、なかなか返済が進みません。そのため、ご自身に合った返済計画を立てることが重要です。ここでは、計画的に返済ができるようにプロミスの返済方式と実際の返済額について解説していきます。

プロミスは残高スライド元利定額返済方式を用いる

プロミスでは返済方法として残高スライド元利定額返済方式を用いています。
残高スライドとは、残高によって返済額が変動していく方法です。元利とは、毎月一定の返済額でまず利息を充当(返済)し、残った金銭を元金に充当する方式です。

定額返済方式とはリボルビング方式、いわゆるリボ払いの事で、支払回数を決めるのではなく、支払額を決める方式です。
つまりプロミスの返済方式は「残高によって返済額が変わるリボ払い」を用いていることになります。毎月一定額を支払えばいいというメリットはありますが、返済額次第では元金が中々減らないので返済が長引くというデメリットがあります。

それでは実際の返済額はいくら？

実際の最低返済額は下の表のように、最終借入の際の残高に特定の割合をかけて1,000円未満を切り上げた金額になります。

最終借入残高：30万円以下　→　支払額：残高×3.61%
最終借入残高：30万円以下以上100万円以下　→　支払額：残高×2.53%
最終借入残高：100万円以上　→　支払額：残高×1.99%
※1,000円未満は切り上げ

例えば5万円を借りた場合は、
・5万×3.61%＝1,805⇒(1,000円未満を切り上げ)2,000円
となり、2,000円が最低支払額となります。

30万円を借りたという場合
・35万円×2.53%＝8,855⇒(1,000円未満を切り上げ)9,000円
となります。

また、この返済額は元金と利息を含めた合計金額になります。

借入残高別の最低返済額早見表
借入残高：5万円／最低返済額：2,000円
借入残高：10万円／最低返済額：4,000円
借入残高：30万円／最低返済額：11,000円
借入残高：50万円／最低返済額：13,000円
借入残高：100万円／最低返済額：26,000円
借入残高：150万円／最低返済額：30,000円
借入残高：200万円／最低返済額：40,000円

他社と比較しよう【150万円編】

プロミスではこのような形で返済額が決まりますが、他社ではどうでしょうか。そこで有名消費者金融3社のカードローンで150万円を借りた場合の返済額について比較してみます。

・プロミス
プロミスで150万円を借りた場合、
150万×1.99%＝29850⇒30,000
という事で最低返済額は３万円となります。

・アコム
消費者金融のアコムでは、毎月一定の割合で返済する定率リボルビング方式を用いています。返済期間や契約内容によって変わるので、基本的には借入金額の3.0%以上が適用されます。
150万円×3.0%＝45,000

・アイフル
アイフルは借入直後の残高によって決められている定額を支払うリボ払い方式です。150万円であれば、サイクル制の返済方法で35,000円、約定日制の返済方法で31,000円が最低支払額になります。

・モビット
プロミスと同じ系列に所属するモビットでも最終借入残高によって返済額がスライドするリボ払い方式をとっています。150万円を借りた場合は38,000円となります。

借入額150万円の場合の返済額早見表
プロミス    30,000円
アコム    30,000円
アイフル    35,000円
モビット    38,000円

なぜリボ払いは終わらないのか？

リボ払いを利用して、なかなか返済が進まないといったような意見を、耳にしたこともあるのではないでしょうか。そのような事象はなぜ起きてしまうのでしょうか。
先述したように、消費者金融各社では多少の差はありますが、150万円を借りても毎月3万円程度返済したら滞納にはなりません。ただ毎月3万円だけ支払っていても返済は終わるものではありません。それはこの3万円には利息も含まれているからです。

最低返済額に合わせて返済していると利息が膨らむ

上記5万円の例の場合、30日間の利息（実質年率17.8％）は、約731円となり、元金に充てられる金額は1,269円ということになります。実に、返済額の35%以上は利息となっているのです。そのため、最低返済額に合わせて返済を進めていると、返済期間が長期化し、利息が膨らんでいってしまいます。最低返済額は、「毎月この金額以上は返済してください」といった金額なので、必ずしもその金額で返済しなければならないというわけではありません。

毎月5万円返してもこれだけの利息が

では、100万円を借入れて、毎月5万円ずつ返済した場合の例を見てみましょう。

ここで着目していただきたいのが、利息の列です。9回目の返済までは、実に返済額の2割以上が利息に充当されてしまいます。そのため、元金がなかなか減らないといった現象になります。
リボ払いが終わらないという方は、この返済期間中にさらに借入れを行ってしまい、利息ばかりを払ってしまうような現象に陥ってしまうからです。

繰上げ返済を有効活用し、早い完済を目指す

返済が終わらないといったことにならないようには、繰り上げ返済で返せるだけ返すことを心がけるようにしましょう。
決められている返済金額は最低金額ですので、その設定金額以上であればいくら返済しても問題ありません。資金に余裕のある月やボーナスなどの収入が入った際には、多く支払うようにしましょう。そうすることで、元金に充当される金額が大きくなり、利息支払い分が少なくなっていきます。さらに返済期間も短くなり、総支払額も低減できるといったメリットがあります。