TOPキャッシングについて知ろう!消費者金融の利用者数は? 日本の成人の約10人に1人がキャッシングを利用

消費者金融の利用者数は? 日本の成人の約10人に1人がキャッシングを利用

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テレビCMでもお馴染みとなり、手軽にキャッシングできる身近な存在として定着しつつある消費者金融。現在、消費者金融の利用者は全国にどれくらいいるのでしょうか。ここでは、消費者金融の利用者数について解説します。

成人のおよそ10人に1人がキャッシング利用者

貸金業の指定信用情報機関である「日本信用情報機構(JICC)」の統計によると、2016(平成28)年11月現在、消費者金融やクレジット会社などの貸金業法の対象となるキャッシングを利用している人の数は、約1,082万人に上ります。
2016年末の日本の人口は、約1億2,700万人 ですから、全人口の約8.5%がキャッシングをしていることになります。
20歳以上の成人の数は、1億500万人なので、成人数に直すと約10%、成人のおよそ10人に1人がキャッシングを利用している計算です。
ちなみに、1契約あたりの残高は44.9万円、登録残高の合計額は7兆2,359億円となっています。
さらに現在キャッシングを利用していなくても、登録している人をすべて含めると、1,830万人に上ります。 
この数を多いとみるか、少ないとみるかは人によって意見の分かれるところだと思います。
ただ、この数字から、キャッシングはすでに身近な存在として私たちの間に定着しているということが言えるのではないでしょうか。

カードの所有率はもっと高くなる

カードの登録件数をみると、登録人数の1,830万人に対して総登録数は3,200万件で、1人あたり約1.75件と、複数のカードを所有(または複数の消費者金融会社やクレジット会社と契約)していることがわかります。
キャッシングの利用者の内訳をもう少し詳しく見てみることにしましょう。
それによると、キャッシング1件の利用者は724万人で、全体の約67%を占めています。
2件の利用者は236万人、3件が85万人、4件が27万人、5件以上が10万人と、2件以上という複数の債務者は、全体の33%となっています。
1人あたりの残高は、1件が50.7万円、2件が86.0万円、3件が112.4万円、4件が143.6万円、5件以上が202.9万円と、件数が増えれば当然のことながら多くなっていきます。
しかし、注目すべきは、1契約あたりの残高は1件が50.7万円、2件が43.0万円、3件が37.5万円、5件以上が37.5万円と、逆に件数が増えれば増えるほど、少なくなる傾向にあることです。
 つまり、件数が増えれば、それだけキャッシングできる金額も減っていくということがいえるわけです。

キャッシングの用途をきちんと守って

キャッシングの用途として、例えばプロミスのフリーキャッシングの内容説明には、資金使途として「生計費に限ります(ただし、個人事業主の方は生計費および事業費に限ります)」と書かれています。 
使用目的がギャンブルなどでは、キャッシングすることは最初から不可能ですが、生計費としてキャッシングしたお金をその後、ギャンブルに使っても、法的には罰則を受けることはありません。
しかし、用途をきちんと守らないと、せっかく融資してもらったお金が無駄になるばかりか、返済計画が崩れて多重債務へとつながることもあります。
上記で見たように、2件以上の債務者の数は約358万人と決して少ない数字ではありません。
こうした複数の借入れをしている人は、当初の借入れ意識が薄れています。キャッシングしたお金を他社の借金返済に充てているとすれば、それはもう立派に多重債務の状態です。キャッシングの用途は不足した分の生計費ということをもう一度見直してみることが肝心です。

まとめ

・日本の成人の約10人に1人がキャッシング利用者
・利用者1人あたりの契約件数は1.75件と、割と高い複数のカード所有率
・気づかない多重債務に注意、資金使途の見直しを定期的に行おう

 

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